七色の紅葉
艶やかな緑から黄、そして夕焼けのような紅へ。
日々刻々と、紅葉はその色を変えていく。
美しくはかなく季節が移ろいゆく、秋の由志園。
日本庭園の中でも、もっとも美しい庭園のひとつであり、牡丹の美しさや、歴史ある高麗人蔘の魅力についてご紹介いただきました。
10月下旬に開花しはじめる『寒牡丹』は、11月23日から冬支度を始めます。 |
牡丹寺の住職による牡丹供養や収穫祭など季節毎の様々な催事も魅力です。 |
岩波書店刊『苔三昧』で苔庭の名所として紹介されました!! |
庭園を管理する庭師もまた、庭園を構成する『風景の一部』となり、庭に物語が生まれます。 |
9月7日頃~9月21日頃
秋の気配が感じられ、草に宿る露も白く光るようになります。
庭園の緑の艶やかさにも、秋の趣が宿ります。
9月22日頃~10月7日頃
昼夜の長さが同じとなる秋のお彼岸。大根島は実りの秋を迎えます。あちらこちらで秋の七草の開花が見られます。
10月8日頃~10月22日頃
本格的な秋となり、朝晩爽やかに過ごせる頃。由志園では木々が紅葉の準備に入り、新そばの収穫に追われます。
10月23日頃~11月7日頃
霜が降りる頃のことで、朝には草木が白くなります。野花や虫の声は減り、紅葉のシーズンが幕を開けます。
春から夏にかけ、庭園を濃緑に彩ってきた青紅葉。暑さが遠のき最低気温が十度を下回ると、色付き始めて薄紅葉に。五度以下になると紅葉が加速し、昼夜の寒暖差が大きいとより美しく色づいていきます。一万坪の日本庭園である由志園では紅葉する木々が多く、緑から黄、橙、赤へと、季節の移ろいが紅葉のグラデーションを生み出します。また水面に映る茜色の紅葉や朱色の散り紅葉など、さまざまなシチュエーションの情景が楽しめます。
11月8日頃~11月22日頃
朝夕の肌寒さに冬の気配を感じる頃。暦の上ではここから冬となり、由志園でも一層木々の紅葉が進みます。
11月23日頃~12月6日頃
冷え込みがぐっと厳しくなると、紅葉シーズンもいよいよクライマックス。園内のあちらこちらで、下紅葉がご覧いただけます。