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2025.01.01

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YUUSHIEN 50th Anniversary

開けまして50年。
布石にこめられた未来を創造し、オープンマインドに希望を託す、
51年目の由志園の幕開けです。



日本庭園 由志園は2025年4月をもちまして開園50周年を迎えます。これもひとえに50年の長きにわたり由志園を愛し、ともに歩んでくださった皆さまのおかげです。スタッフ一同、心から深く感謝申し上げます。ありがとうございます。

「大根島の観光産業の推進こそ天恵に応える郷民の務めなり」
50年前、初代園主の門脇栄は自らが掲げた経営理念を「その布石となればと願うなり」という言葉で結びました。

「布石となればと願うなり」―この言葉に初代はどんな思いを込めたのでしょうか。最初の一歩を踏み出した時から由志園は常に果敢に挑戦を続けてきました。未来を見据えて、新しさ、変化、チャレンジを恐れません。出雲ゆかりの庭園文化の調査・研究・継承だけでなく、池泉牡丹やイルミネーション、人工の雲海と景観照明による新たな庭園演出。不易にも流行にも挑みつづける今の由志園を見て、初代は何を想うでしょう。

2代目社長の門脇恵美子が大切にした由志園の行動基準の一つに「あらゆる場面で人の心となり相手を思いやる」があります。
2代目は父である先代から引き継いだこの精神を、自らが園内の店頭に立って実践し続けました。だからこそ、来園者の目線に立ったやさしく、たのしく、時に大胆な改革を推し進めることができたのだと思います。
そして、バトンは3世代目の由志園へと渡されました。
50周年の節目に改めて「人の心となり相手を思いやる」ことについて少し未来志向で考えてみます。かつて明治の時代にラフカディオハーンのちの小泉八雲は、さまざまな国の文化を受け入れながら、日本そして松江にたどり着き、常に日本文化の理解に務めました。そこにはオープンマインドという精神が見えてきます。多様な角度から人の心、立場になって、見る、考える、行動する。由志園の「思いやる」には、多様な側面に光をあてて、お互いの違いを認める、そんな意味あいもあるのかもしれません。

布石にこめられた未来を創造し、オープンマインドに希望を託す、51年目の由志園の幕開けです。

2025年元日
日本庭園 由志園 園主
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