高い技術と徹底した管理
恵春堂は、現在、高麗人蔘液をはじめ、顆粒、粉末、粒、ドリンク、リキュール、人蔘酒の漬け込み用のセット、また、高麗人蔘の優れた保湿成分を活かした石鹸、シャンプー、ローションなどのスキンケア製品を製造販売しています。
中でも、当社が自信を持っておすすめしております高麗人蔘液は、その品質と信頼で、長年に渡り恵春堂の看板的な製品として多くの皆さまにご愛用いただいております。
製品の製造工程では、最新の製造システムで衛生面はもちろんのこと、いつでも高品質※1の高麗人蔘液を製造しています。
※1)恵春堂の高麗人蔘液はオタネニンジン根100%ですので、季節により硬さや風味が変化します。
恵春堂の高麗人蔘液は、徹底した衛生管理のもとで製造されています。
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・原料の選別作業 まず、紅蔘や雲州製(湯通蔘)などから、ゴミや不良品が取り除かれます。この選別作業は品質に関わる最初の作業なので、ていねいに、ひとつひとつ手作業で行われます。 |
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・温湯抽出(煎じる) そして、選別された原料を約80度の温湯に約12時間浸け、ゆっくりとエキスを抽出します。 | |
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・抽出液の濾過作業 抽出液をきれいに濾過します。 | |
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・第一次濃縮 第一次濃縮機で水分約40~50%まで濃縮します。 | |
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・第二次濃縮 それを、さらに真空二次濃縮機に送り、濃度が高まるに従い、スクリュー撹拌により低温濃縮を行い水分約25~27%に仕上げ、高麗人蔘液は完成です。 |
このような工程で作られるのですが、品質の安定を図るために、段階ごとの気泡の状態や色の確認は、人の目でしっかりと行われます。
濃縮が高まるにつれ、ねばりのある美しい茶褐色の液に仕上がった製品は、試験室で品質のチェックを受け、合格したものだけが容器に詰められ、送り出されるのです。
御種人蔘(オタネニンジン=高麗人蔘)は、中国東北部から朝鮮半島北部が原産のウコギ科の多年草です。その根が人の形に似ていたため「人蔘」と名づけられました。
日本では江戸時代、八代将軍 徳川吉宗が、輸入に頼らずなんとか国内で人蔘を生産できないかと考え、朝鮮半島から種や苗を持ち帰らせて、幕府の御薬園で栽培を成功させました。その後、藩の財政を救うため各地で人蔘の栽培が奨励され、そのとき大名が拝領した種子「お種」が「御種人蔘」の名の由来といわれています。
ここ大根島では、茶人大名として有名な松平不昧公が、松江藩の殖産興業として栽培に成功しました。
それ以来、藩政時代から今日まで、尊い歴史と伝統を確実に受け継ぎ、低農薬栽培にこだわりなから、一本一本、手塩にかけて育てています。そして、十分に納得のいく商品ができるまで幾度も改良を繰り返し、良いものをひとつひとつ、皆様のお手元へとお届けしています。お一人でも多くの方に健康であっていただきたい。それが恵春堂の願いです。
【収穫について】
御種人蔘は、植え付けから4年目でやっと薬効成分を持つようになります。そして、6年目にしてようやく収穫の時を迎えます。御種人蔘に、土壌中のミネラルや酵素をとことん吸い上げられた畑は、その後15~20年間も作付けすることができません。
2009年にこの大根島の地で江戸時代から250年続く御種人蔘栽培を継承・発展させる目的で、直営の農業生産法人 由志園アグリファームを立ち上げました。
そして、安定した生産基盤を確立することで、御種人蔘の栽培面積拡大に努めて参ります。
昭和50年の創業当時、島根県松江(雲州)における御種人蔘(オタネニンジン=高麗人蔘)栽培は盛んでありましたが、生産農家さんの減少により原材料が安定しなくなったことから、それを補うために他の生産地域でも自社の規格に合うものを探し始めました。それは信州などの国内の産地はもとより、海外にも目を向け、漢方の本場でもあり、島根県の友好都市でもある中国吉林省に辿り着きました。
島根県と吉林省は、お互いに技術研修生を派遣するなど長年交流を深めており、由志園も双方の特産物である御種人蔘を通じて、更なる交流発展へ貢献、努力しております。
(尚、吉林省で生産された御種人蔘は、日本の医療現場をはじめ、幅広い分野で使用されています。)
栽培地は、吉林省長春から車で東に6時間、今も豊かな自然が残る長白山の近郊にあります。幾多もある中から弊社の方針に合う農場を選定し、日本で定められた農薬検査(200項目以上)と品質検査をクリアした人蔘を使用しております。
製品の製造は、日本国内の提携工場にて行っており、改良を重ねた独自の抽出機で国産原料とブレンド精製しております。
更に、自社検査のみならず第三者機関の厳しい検査を受けており、そういった過程を経て出来上がった恵春堂の高麗人蔘液は、日本健康・栄養食品協会のJHFAマークの認定を与えられております。
(公財)日本健康・栄養食品協会(JHFA)は、健康食品の安全や衛生面、表示内容について厳しい審査を行う機関です。
指定検査機関において規格成分含有量、安全や衛生の指標などを細かく検査し、また、製造や加工施設、その管理にいたるまで細かい基準を設定し、作業者の衛生管理も含めて安全基準を満たしているかの審査を行います。
さらに、適正な表示や広告がされているかの厳しいチェックもあります。その結果、規格基準に適合した製品に対してのみ、認定マークの表示が許可されるのです。恵春堂の高麗人蔘液は、こうした厳しい審査をすべて合格して、認定マークをいただいています。